
生命保険っていつ頃から加入するの?若いうちから入ったほうがいいってホント?生命保険の加入や見直しのタイミングについての疑問、お答えします。
みんなの生命保険、初めての加入はいつ?
最も多いのが、「新社会人になるタイミング」で生命保険と医療保険に同時加入するパターンです。社会人として親から経済的に自立したり、一人で暮らしを始めるタイミングで、自分の将来を考える機会があります。将来の事を見据えて自分自身で保険に加入するのです。
二番目に多いタイミングは、将来の健康、経済的不安を感じたとき」です。このような声はとても多く、生命保険加入を考える大きなきっかけとなるのです。
『自分や家族、友人が大きな病気にかかり将来の健康について考えるようになった。』
『結婚を意識しはじめたり、妊娠が発覚して自分以外に大切な人ができることになった。』
このように、ほとんどの人が20代前半のうちに生命保険に加入するというのが一般的です。
生命保険の最適な加入時期は?
しかしながら、世間の平均的な加入時期は本当に正しいのでしょうか?
『周りもみんな入っているしそろそろ。』
「勧められたのでとりあえず入っておいた方がいいだろう。』
周囲が加入し始めるとなんだか自分が取り残されていくようで、焦る気持ちが生まれてくると思います。だからといって、生保レディや営業マンに言われるがままに保険に入ってしまうのはおすすめできません。
“若いうちに入ったほうが良い“ は本当?
できるだけ早いうちに加入したほうが結局お得。」なんてよく聞きますが、果たしてこれは正しいのでしょうか?実は、これは生命保険の種類によって大きく違ってきます。定期保険と終身保険の二つで比較してみましょう。
定期保険の特徴
・掛け捨て型:保険期間が過ぎると保障はなくなる。解約時払戻金なし。
・保険料は安いが、更新するたびに上がっていく。
・保障は、10年など一定の期間内のみ有効。
定期保険の場合
・最初の保険料は非常に安いが、そのまま長く入り続けていると保険料は年々割高になる。
・若くから入り続けると、結局総支払額が高くなってしまう。
初めのうちの保険料が安い分、更新のたびに月額保険料がどんどん上がっていくのが定期保険です。したがって、支払い期間が長期にわたると保険料がかさんでしまいます。
もし、若いうちに定期保険に入る場合は、若いうちだけで終わらせるべきだと言えます。
終身保険の特徴
・貯蓄型:解約時に払戻金を受け取れ、老後の資産などに活用できる。
・保険料は高めだが、加入時から満了時まで一定。
・保険料を支払い終わった後も保障は一生涯続く。
終身保険の場合
・若いうちに入ったほうが月額保険料も総支払額も安い。
・将来的なリスクとして保険料のベースの値上がりや健康を害して保険に入れなくなってしまう可能性がある。
終身保険の場合には、できるだけ早いうちに加入したほうが有利であると言えます。
まとめ
「生命保険は早いうちに入るべき」という定説は、定期保険のケースには当てはまらない一方で、終身保険の場合には当てはまると言えます。しかしながら、死亡のリスクがそもそも低く、扶養者などがいない若者のうちは、必ずしも無理をして早く生命保険に加入しなくても良いでしょう。